〜03 誕生日・中編〜
ひとしきり泣いた後。
フェイトは、リンディに胸のうちを告白していた。
はやてに言わせてしまった"一言"――。
プレシアのこと――。
アリシアのこと――。
自分の"記憶"――。
リンディは黙って聞き続けた。
フェイトが言いづらそうな時も、喋るまで待ち続けた。
「そう‥‥、そんなことがあったの――。打ち明けてくれて、ありがとう。フェイト」
フェイトの告白が終わって――。
リンディは微笑みながら、そんな返事をする。
「ぇ! ‥‥ぃや、あの‥‥‥‥そんな」
「驚かなくてもいいのよ、フェイト。だって私たち‥‥、家族なんだから」
"家族"という言葉に、"家族"と言ってくれたリンディに。
フェイトは、確かなぬくもりを感じ始めていた。
ひとしきり泣いた後。
フェイトは、リンディに胸のうちを告白していた。
はやてに言わせてしまった"一言"――。
プレシアのこと――。
アリシアのこと――。
自分の"記憶"――。
リンディは黙って聞き続けた。
フェイトが言いづらそうな時も、喋るまで待ち続けた。
「そう‥‥、そんなことがあったの――。打ち明けてくれて、ありがとう。フェイト」
フェイトの告白が終わって――。
リンディは微笑みながら、そんな返事をする。
「ぇ! ‥‥ぃや、あの‥‥‥‥そんな」
「驚かなくてもいいのよ、フェイト。だって私たち‥‥、家族なんだから」
"家族"という言葉に、"家族"と言ってくれたリンディに。
フェイトは、確かなぬくもりを感じ始めていた。
4